静岡学園中学の受験対策

  • 2025.03.04

静岡学園中学の受験を検討している保護者さんに向けた情報です。

学習塾運営者が作成していますが、誘導のない客観視点で編集しています。

留意事項(始めて閲覧する方)

  • ページ更新日時点の情報を元にしています。
  • 各評価は当塾の独自研究と主観に基づきます。
  • テーマの学校を志望検討している保護者の興味に焦点を合わせた編集をしています。
  • 自ら調べず転記だけするブログやニュース記事の対策として、数字を丸めたり会話口調を交えています。

基本データ

A方式(算数型)
入試問題の難度 易しい
志願倍率 やや高い
専門対策の有効性 高い
総合難度 やや難しい

志願倍率の傾向

前期(A+B)
  定員 志願者数 倍率
2025年 90 96 1.36
2024年 90 123 1.06
2023年 90 122 1.35
2022年 90 137 1.52
2021年 90 145 1.61
2020年 90 119 1.32
静岡県私学協会の公開情報より

入試システムに関連する特記事項

前期B方式(自薦式)

  A方式 B方式
算数
国語
特技

B方式の面接は「特技による自薦」です。具体性と経験実績が評価対象になります。

明示はされていませんが出願資料等を読解すると英語かサッカーと解釈するのが妥当と思います。

筆記に不安がある人向けではない?

そういう誤解は少なくないようですが、静学に限らず自己PR型面接を含む受験方式は自薦材料がないと不利になります。

サッカー部

令和5年度(2023年度)受験から、サッカー部は事前内諾制になりました。サッカー部を希望する人は公開練習に参加して入部許可を得てから受験してくださいというシステムです。

要はセレクションか。

それはNGワードですw

内諾得られれば自薦材料になるのでB方式では有利になる…という解釈がいろんな意味で適切でしょう。

令和に入ってから入試問題の易化やサッカー部の事前内諾制採用は、サッカー少年の学力が低すぎて有望選手に合格が出せないから…と考えると辻褄が合うことが多いです。

刷新された入試問題は様式も難度も常葉系と似ていますが、これによってサッカー志望者が同時検討するであろう常葉橘中学と受験勉強が共有できます。

静岡学園中学の入試問題の傾向と難度(算数)※2024年度情報

問題集換算難度
偏差値ゾーン 出題比率
A 中受難関 60- -
B 中受発展 55-60 -
C 中受標準 50-55 -
D 中受基礎 45-50 40%
E 学校発展 40-45 60%
F 学校標準 -40
推定平均得点率
得点率 時間制限なし 時間制限あり
90-100
80-90
70-80
60-70
50-60
40-50
0-40

表の読み方

問題集換算難度

入試問題の各設問について、同種同類の問題が収録されている問題集の難度で階級区分しています。

たとえば「D:40%」は、入試問題の40%程度が階級Dの難度ということです。

低階級の出題が少ないほど得点できるようになるまで時間がかかります。

推定平均得点率

当該学校の合格者(※)がおおむねどの程度解けるかということです。時間制限の有無で差異が大きいものは制限時間に対して問題数が多いです。(解答速度でも得点差がつく)

合格者の学力は、入学者に対する追跡調査や統一模試の成績表をもとにした推測です。なお、実質倍率が高い学校は「受験者平均」と「合格者平均」の差が大きくなります。

入試問題の要点まとめ

  • 県内他校比較でも容易な部類。
  • 時間内完答も比較的容易。
  • 容易である分、合否決着点も高くなりがち。

常葉系と難度や様式が似ている

R4の様式刷新で算数の難度やボリューム構成が常葉系(常葉・橘・常葉菊川)と似た内容になっています。

常葉橘との並行検討がしやすいです。

平成様式

R4年度受験より大幅刷新されています。

問題集換算難度
偏差値ゾーン 出題比率
現行様式
出題比率
平成様式
A 中受難関 60- - -
B 中受発展 55-60 - 10%
C 中受標準 50-55 - 20%
D 中受基礎 45-50 40% 50%
E 学校発展 40-45 60% 20%
F 学校標準 -40

平成様式は全体的に問題数が多く、さらに高得点域に高難度問題が仕込まれていることで、時間内で7割以上の得点が難しい様式です。

どちらを参照しているかで難度の評価が大きく変わるので注意。

静岡学園中学の受験に適した塾の選び方

  • 個別指導受験塾を推奨。
  • 集団指導塾や自習サポート塾はお勧めできない。

集団指導塾は「かみ合わせ」が良くない

一般的な受験塾の学習計画では、静学の出題難度は主に5年生後期に行い、6年生の学習内容は出題難度を超えたものになります。

  • 6年生入塾では時期が遅い。
  • 5年生入塾では受験学年の学習が出題難度とミスマッチする。
  • ↑だからといって塾を辞めてしまうと知識の漏れやマネジメント面で問題が生じる。

静岡学園中学校・高等学校

進学校型カリキュラムを採用。サッカー部は全国域で有名な強豪校です。

改変履歴

  • 【2025.03.04】「入試問題の傾向と難度」の表記方法を刷新
  • 【2024.09.02】レイアウト変更に伴い雑多な情報を削除。
  • 【2023.03.01】年度更新、平成様式に関する説明の大幅削除
  • 【2022.04.15】改訂
  • 【2021.06.27】初版