Limit50

Limit 50

Limit50とは、学習指導で扱う難度の上限を偏差値50相当にする自主方針です。

従来は口頭でご案内していた内容ですが、誤解を防ぐために明示することにしました。

目的

リスクの観点

普遍的な意味における「学び」は知的好奇心で行うものですが、受験は期日までに一定量の学力を納品する「仕事」です。ゆえに多くの人にとっての受験勉強は逃避との戦いになります。

これについて集団指導では、同調圧力や競争を煽ることで逃避を抑えます。「皆が頑張っているから辛くても頑張る」ですが、行動の基準が「皆=他人」なので多くの人は集団の平均値を超えると頑張るのを止めます。

パレート法則(働きアリの法則)です。

対して受験系の個別指導は「やるか・やめるか」の二択です。「やめる=受験をやめる」ですから受験を放棄しない限り頑張ることから逃げられません。結果として能力は上がり続けます。

しかしリスクもあります。

逃げられない圧力は「適度」を超えると暴力や凶器になります。学習塾や学校のように大人が子供を指導する環境では、「やめたい」の意思表示ができなかったり、過負荷を隠して「大人の期待」に応えようとする子が必ずいます。

よって個別指導で受験対策を扱うときは主観によらない「止め時」を決めておく必要があります。

合理性の観点

静岡の中学受験は偏差値45-50相当の難度を解けるかどうかで決着します。

出題難度と配点イメージ(赤枠が合否決着点)
  10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
人気校 40-45 45-50 50-55
次点校 30-40 40-45 45-50
国立校 45-50(合格決着点が高い)

その学習が「合格のため」であれば、出題難度を超えた学習に時間を使うのは合理的ではありません。

中学受験基礎の問題集で合格必要点分の問題は解けるということです。

褒賞の観点

終わったと思ったら次のものが出てくることが常態化すると、「頑張って早くやると追加が出てくるからのんびりやる」という投げやりな考えになりがちです。

頑張っても給料は上がらないから頑張るだけ損。だから頑張らないのが正解…と同じ発想です。

予定時間より早く終わったとき

  • 消化済みのことを繰り返す →基礎力の底上げにおいて最も有効
  • 先の予定を前倒しする
  • 余った時間は自分の好きなことに使う
  • より高難度な学習に挑戦する →Limit50はこれの上限設定

留意事項

次の意向がある場合、当塾はお引き受けできません。

  • 得点上位で合格したい。
  • 模試で全国上位になりたい。
  • 県外の難関校を受験したい。(偏差値50相当では足りません)
  • 中学進学後は難関大学受験を想定した塾に通う予定。