静大附属中学(静岡・島田)の受験対策

  • 2024.03.01

静大附属中学(静岡・島田)の受験対策概要

入試問題の難度 比較的易しい
志願倍率 高い〔1.6倍以上〕
専門対策の有効性 非常に高い(必須)
総合難度 難しい

入試問題の難度

県内他校に比べてマイルドな傾向で、殆どの問題は(中学受験用の)基礎問題集でカバーできます。

但し解答様式が「説明せよ」のため、解答解説書を即興でつくれるレベルの慣熟が要ります。

志願倍率の傾向(静附)

島附は直前年のみ公式ホームページにお知らせの位置づけで掲載していますが、静附は非公開です。

目安倍率1.6倍は、合否決着点が「受験者平均点」を超える可能性が高いことを意味しています。有効な模試を受けて平均点に対する自分の学力位置を把握しておくこくことが重要です。

以降のセクションで参考情報を書いています。

専門対策の有効性

他校に比べて問題の難度が1段低いものの個々について慣熟が求められるため、他校志望者が混在する環境や学習教材だとロスが多い学習になりがちです。

塾を利用する場合は「附中志望者専門クラス」か「個別指導塾」であることが絶対です。

静大附属中学の入試問題分析(算数)

  • 全問記述回答様式。文章問題が苦手だと普通に白紙答案になる。
  • 問題数が少ない。計算ミスはもちろんお手上げの問題があるとかなり痛い。
  • 難度そのものはマイルド。
20% 40% 60% 80% 100%
配点 D D D C C
得点難度 D C C B A
合否ライン

得点難度

時間無制限なら満点をとることは他校の入試問題に比べても容易です。とはいえプロセスの視覚化に慣れていないと回答に物凄く時間を要します。また、問題数が少ないのでワンミスで大量失点します。

過去問の授業ができるくらいの慣熟がないと制限時間内の完答は難しいと思います。

入試システムに関連する特記事項

  • 募集人数がわからない(静附・浜附)
  • 総合配点の1/3は「対策」ができない。

合格者数

静附と浜附は附属小学校からの内部進学がありますので、定員数=合格者数ではありません。

内部進学は若干の辞退者が出ますので、1クラス分+辞退者分が中学受験入学枠となります。

静大附属中学の定員数(R1以降)
  小学校 中学校 中学入学枠
静岡 3クラス(108) 4クラス(144) 1クラス(36)
島田 (なし) 3クラス(108) 3クラス(108)
浜松 2クラス(72) 3クラス(108) 1クラス(36)

静附の入学枠は大手塾が宣伝広告で自社調べ情報を出してくれてます。

50~60人くらいで推移…か。

グループワーク型面接

5人程度を1組として、与えられたテーマを役割分担して意見をまとめて発表する方式です。一部の保護者や塾が大変な誤解(というか頑なな思い込み)をしていますが、「自薦=自己アピール」ではありません。試されているのは議論や討論ができるか?です。

これに「総合点の1/3の配点」が設定されているため、模試による合否予測が難しくなります。

配点
国語 算数 面接
100点 100点 100点
300点満点

ちなみに附中の授業は「議論・討論」ばかりです。

適性検査なのですね!

静大附属中学を目指す場合の塾の選び方

秀英予備校さんに行け。

な、なんとっ!?

2022年12月31日調べ
実質合格枠 秀英さん 佐鳴さん 差引他塾
静附 63 55 非公開 8
島附 108 42 60 6
浜附 45 11 30 4
実質合格枠 中学受験の合格枠です。秀英さん情報で記載しています。
差引他塾 〔実質合格枠-大手2塾〕をひき算した数字です。

上記は県内大手2塾が生徒募集広告で出している2022年度の合格実績です。

他の塾に入った後でこの占有率を知ると、「なんとなく大手のほうが良いのでは?」という不安に駆られやすくなります。そして実際に転塾をする人も少なからずいるわけですが、難度が高い受験になるほど転塾という行為そのものが不利に影響します。

原則といっていい選び方

  • まずは秀英さんから検討。説明会や体験に行く。
  • 秀英さんが合わないなら個別指導塾。

個別指導塾を選ぶ場合

  • 1回の占有時間が30分以上、かつ週2回以上。
  • 入塾審査(テスト)が厳格に運用されていること。

完全マンツーマンや1枠60分以上の2人制ですね。

記述に対応した解説と添削が要りますのでね。

当塾にご依頼をご検討の方

まずは秀英さんの説明会や体験へ

「集団指導」が合わないことを確認された場合のみご相談を承ります。

取扱プラン 静大附属プラン
推奨開始学年 小学4年生1月~5年生7月
6年生引受 条件付き可(6月末迄)

改変履歴

  • 【2024.03.01】カテゴリ変更に伴い雑多な表現を削除
  • 【2023.02.05】新装版
  • 【2022.09.28】改訂
  • 【2022.03.24】改訂
  • 【2021.05.26】初版