「プロ講師」って何?広告用語でしょ

塾の違い
2020.12.25
2019.10.04

塾調べをするとよく目にしますが、意外と定義が曖昧です。

僕的には実にどうでもいい話なのですが、気になる人もいるでしょうから書いてみました。

塾業界でいう「プロ講師」とは?

だいたい次のいずれかを定義にしているようです。

  プロ プロ以外
雇用形態 正社員 アルバイト
専兼 専業 副業・学生
経験年数 長い 短い
合格実績 難関校 中堅以下
教員免許

雇用形態の違い

企業経営の塾では正社員講師をプロと呼ぶことが多いようです。

人事評価を質にとられている正社員は確率的にマナーが良いということは言えるかもしれません。

専業か兼業かの違い

フリーランス契約が主の予備校や登録型家庭教師派遣会社では、講師業のみを仕事にしている人をプロ講師と呼ぶようです。

働き方が多様化する令和でそれは前時代的な考え方かもしれません。

経験年数の違い

登録型家庭教師派遣や個別指導塾でよく使われる区分で、ある程度の技量の裏付けにはなります。

この用法をしている塾では「プロ以外」もお客さんにあてがっているわけですが、TPOによっては失礼な意味になる気がします。

経験30年でも論外な先生はいくらでもいることを大抵の小中高校生はもちろんアナタ自身も知ってるはずです。

合格者輩出実績の違い

輩出した学校のランクをプロか否かの基準にした定義です。

これは結果的に「大多数の塾講師はプロではない」とも受け取れるので争いの火種になりそうです。

教員免許の有無

免許を持っている講師がプロという定義です。

一見すると合理的な基準に思えますが、暴論ですね。

この理屈におけるプロの対語はアマチュアではなく「無免許・モグリ」ですが、私塾はライセンス制度が確立していないのですから無免許という概念自体がありません。

一般的に用いられる「プロ」とは

「プロ=プロフェッショナル」という言葉の意味は大まかに2つ。

高い技量を意味する場合

「すごく上手い!さすがプロ!」というように技量を称賛する意味で使われる語句です。

この場合の「プロ講師」は、「プロの講師」を略した言葉です。

いちおう「アマチュア」が対語ですが、この場合はべっ視表現なので対語とは違うかもしれません。

但しというか念のためですが、これは他人が評することであって、自ら名乗るものではないです。

生業を意味する場合

その行為を職業にしている人のことですが、この意味については声を大にして言いたいことがあります。

お客さんにとってのプロとは「契約上の責任を果たす人」のことであり、正社員とか学生バイトとか経験年数とか合格実績とかはまったく関係ないはずです。

この用例における「プロ以外」とは、仕事が任せられない人のことです。

そういう人たちとは違うという意味を込めてプロ講師を自称している講師がいるかどうかは知りません。

結局プロ講師とは何なのか?

個人的には「そんなにマウントとりたいのかねぇ?」という印象しか受けないプロ講師というコトバですが、宣伝やブランディングの目的で「ウチにはウデのいい講師がいます」ということをわかりやすく伝えるときに便利な言葉であるとは思います。

実際に「プロ講師」という言葉を見かけるのはだいたいそういう場所ではないかと思いますので、そう解釈するのが面倒がないと思います。

ただ、このページは客観目線で書いていますが、個人的に『プロ講師とはどういうもの?』と尋ねられたら迷わずこう答えます。

集客力がある講師のことでしょ?