成績が伸びない人の特徴それは「勉強してる」とはいわない

成績が伸びない
2020.12.10
2019.10.22

勉強しているのに成績が伸びない理由は何なのか?。

あくまで「それなりに勉強していると思うけど?」の前提付きです。

  • やってる勉強が学力に合っていない
  • 「できる」の定義が間違っている
  • 手を出し過ぎて中途半端
  • 勉強するしないをヤル気の有無で考えている
  • 勉強したフリをする

やってる勉強が学力に合っていない苦行や懲罰で学力は伸びない

その教科書を学ぶ上で必要な前提知識や能力が足りていないということです。

たとえばどういうことかというと・・・

分数ができない人に割合や比例はわからない。なぜなら割合や比例は分数で考えるから。

小中学校のテストで平均点下回ってる人は、現在進行中の授業や宿題をどれだけ頑張ったところで絶対にスコアは伸ばせません。

その状態でテストのスコアを伸ばすためには記憶に頼るしかありませんが、テストのために興味のない書物を暗記するのは勉強ではなく苦行や懲罰です。

学力に合わない宿題は足かせになる

  1. 内申点が気になるのでとにかく宿題をやる
  2. まともに解けないので時間がかかり、ストレスがうなぎのぼり
  3. 理解が中途半端なので結局テストで点はとれない
  4. テストで点がとれないので目的だった内申点も上がらない
  5. 頑張りが報われないので勉強そのものに嫌気がさす

「できる」の定義が間違っている「解ける」と「できる」は違う

「できる」とは「解ける」でなく・・・

  • 速く正確に解けること
  • 他人に説明できること

「解ける=できる」と認識しているうちは・・・

  • 計算ミスなどのケアレスミスが無くならない
  • 様式が異なる総合問題に手が出ない

これではテストのスコアは上がりません。

たとえば野球で打撃(バッティング)の練習をするとします。上手な選手の打撃を見たり良いコーチを受けたことで打てるようになっても、その段階で練習をやめてしまったら試合では打てませんよね。

手を出し過ぎて中途半端浮気性は落ちる

成績が伸びない

ドラゴン桜2(講談社)

複数の塾に通う

塾にはそれぞれ指導方針がありますし、テキストも専用のものを使用します。それを複数使えば・・・

  • 反復密度が薄くなって定着が甘くなる
  • 学習内容が分散して定着が悪化する

塾の掛け持ちは学力を下げる最大級の原因です。

複数の問題集を使う

評判などを見て問題集や通信教材を買いあさる人がいますが・・・

  • 問題集は多くに手を出すより同じものを何度も繰り返すほうが学力は伸びる
  • 評判が良くても学力に合っていなければ無意味

問題数が少ないので反復の過程で答えを覚えしてしまう・・・というときに「もう1冊」です。

習い事が多すぎる

勉強はいつするの? 体力残ってますの? ということです。

学力テストという試合が最も大事なら、気分転換の範囲を超えた習い事は良くないですね。

勉強するしないをヤル気の有無で考えている勉強はヤル気ですることではない

「ヤル気出せ」と言いますけど、それでヤル気が出れば苦労はしません。

当たり前のように使われる言葉ですが、いろいろおかしいです。

勉強とは、欲する「何か」があり、それを手に入れる「手段」のひとつ。

勉強自体は「目的」ではないので、そこについてヤル気どうこうは言葉の使い方が間違っています。

欲する「何か」とは、たとえば

  • 勉強が習慣になっているので習慣に身をゆだねて安心したい
  • 勉強しないことで自分に降りかかる不都合を回避したい
  • 勉強の成績で社会的地位を得たい
  • 勉強の成果を褒めてもらいたい
  • 勉強で得た知識で望む人生を実現したい

欲求とは強調文字で書いた部分ですが、それは本人にしか決められないことです。

上記はマズローの自己実現理論をもとに並べていますが、3番以降は高次の欲求です。

しかし勉強が何に役立つのかわかるのはずいぶん先ですし、そもそも勉強が何に役立つかなんて勉強しないと絶対にわからないのですから、「ヤル気」という観点では話も勉強も進みません。

勉強したフリをする深刻な問題

勉強したフリをされると「できない」の理由がわからなくなります。「できない→できる」にするための最重要情報の欠落は、勉強を進める上で致命的問題になります。

行動原理が歪んでいる

たとえば「勉強はしたくないが、叱られるのは回避したい」という場合・・・

机に向かって教科書を開けば叱られなくなるなら、その段階で欲求は満たされます。

「教科書を開く」までは欲求を満たすための行為ですが、その先には欲求がないので自発的ではありません。机から離れたり教科書を閉じれば「叱られる」ので、危険が過ぎ去るまで「欲求にないこと」を継続しなければなりません。

これは多大なストレスであり、明らかに懲罰です。

ノートを過剰に装飾したり頻繁にトイレが気になるのはストレスを紛らわすためですから、それを直接注意したところで絶対に治りません。そこも塞いでしまうと壊れてしまいます。

閑話成績とは試合の結果

学校のテストや入学試験は「勉強の能力」を競う「試合」です。

スコアとランキングがつけられるそれはスポーツの試合と同じです。

もちろん勉強の目的は試合だけではありません。本来は生きるための知識教養を得るためですから勝ち負けにこだわるのは愚かだという人もいます。

ですが、例外的な天才を除けば、小中高校生が初めて勉強を面白いと感じるのは「成績上位というポジション」を確認したときだと思います。「勝つ」ことで見える景色が変わり、欲求の段階がひとつ上がるからです。

勝たないと変わりませんし、勝ちにこだわらないと負けても変われないと僕は思います。