塾と家庭教師

進学塾とは?塾の選び方

2019.12.04
2019.10.01

学校の授業スタイルを踏襲しつつ難度を上げたものが進学塾です。

小学生向け、中学生向けともに難関校を目指すための塾です。

  • 「難度を下げたもの」は補習塾です。
  • 指導方向として「受験重視型」と「内申点重視型」があります
  • 「受験重視型」と「予備校」はほぼ同じです。

このページは静岡県中部エリアで小中学生向けの塾探しをしている保護者を想定して書いていますので、他地域や高校生の方は脳内補正しながらご覧ください

端的な検討の基準

  • 難関校や中高一貫校に進学したい
  • 偏差値57以上(成績上位30%以内が目安)

現時点で成績上位でなかったり難関校を目指していない人にとっては検討候補外です。

学力が足らない場合は個別指導塾家庭教師からの検討です。

成績中下位者が成績を上げるための塾ではありませんし、そういう効果もありません。

向き不向きのイメージ
偏差値帯→ 40→45 45→50 50→55 55→60 60→*
予備校 × ×
進学塾 ×
補習塾 × ×
個別指導塾 ×
家庭教師・派遣型 ×
家庭教師・フリー型
偏差値イメージ
40以下 41-45 46-54 55-59 60以上
中の下 中の上

進学塾の特徴

  • テストでスコアを上げるテクニックを教えてもらえる
  • 入試問題の分析に熱心な塾が多く、多種多様な問題に触れることで解ける問題が増える
  • 上昇志向が強い生徒が集まるので学習意欲が持続しやすい
  • 親切丁寧な講師が多い

また、全てではないものの、多くの進学塾では次のようなサービスも充実しています。

  • 自習室があり、受講時間以外も利用できる。(無料のものと有料のものがある)
  • 個別対応の「質問タイム」がある。

但し進学塾は「集団授業」なので、集団塾のマイナス面は必ずあります。

  • 授業についていけない人は必ず発生する。
  • 自分の学力に合った授業は提供されない。(→集団塾は自分が塾に合わせる)

集団授業では授業が想定(設定)している学力以上には伸びませんが、進学塾の学力設定は地域トップ校の学力水準はクリアしているので実質的には天井無しと捉えて問題ないと思います。

入塾試験があります

入塾試験がない塾は補習塾などの進学塾とは性質が異なる塾です。

試験無しで入塾させた生徒に高難度の授業をしたら多くが辞めてしまい、塾経営が成り立たなくなってしまいます。

公立高校のトップ校(静高など)の合格率が非常に高い塾は内申点も選考基準に含まれています。

途中入塾は勧められない?

途中入塾とは学年の途中(6月とか9月とか)から入塾することです。

進学塾は受験日までの残日数を逆算してカリキュラムを組んでいるため、途中入塾は経過分の内容が習得済かどうかが判断目安になります。

リミットは9月

進学塾の多くは受験年度の夏休みまでを「基礎と先取り」、夏休み以降を「受験対策」に設定しています。

このため進学塾の入塾は受験年度の夏休みが最終期限といえます。

しかしそれでも塾を効果的に使えるのは・・・

  • 「その進学塾」の下位クラスで成績を伸ばし、内部試験で進学クラスに転向した人
  • 個別指導塾や家庭教師で入塾基準を満たす水準まで学力が伸びた後に、伸び方が鈍化した人(転塾が推奨される状況)
  • これまで塾に行かず部活で好成績を出しながらも成績上位をキープできていた人(ON/OFFの切り替えが定着している)

夏休みを過ぎてヤバイ!と思ったら、個別指導塾や家庭教師の選択です。

内申点重視型と受験重視型成果の出方が異なる2つのタイプ

内申点重視型

定期テストの出題範囲を基準に授業を組み立てるタイプです。

定期テスト対策に力を入れる理由は、「定期テストのスコア=内申点=高校の合否」となる志望校を目指すため。

つまり公立高校に進学したい中学生が対象です。

「評点4以上」が求められない高校を受験する場合は効率が良い学習とはいえない内容です。中堅校や私立単願するなら次に挙げる受験重視型が適します。

補習塾の定期テスト対策とは内容が違います

補習塾の定期テスト対策はあくまで学校の授業レベルに合わせますが、進学塾の定期テスト対策は入試問題のレベルで行われます。

受験重視型(受験塾)

入試の出題範囲を単元順に進めていくのが受験重視型です。

中学受験をする小学校高学年や中学3年生を対象としたもので、受験塾と呼ばれることもあります。予備校とほぼ同じです。

  • 塾の予復習が必要になる。宿題もある。
  • 定期テストの結果は成り行き次第。(塾でテスト対策はしない)

学校の授業には沿っていない

「塾の勉強」のために「学校の勉強」をする時間が減るため、学校の授業についていけない状態で受験塾に入ると成績は上がらないどころか逆に下がります。

進学塾で失敗する代表的事例なので注意です。

学力は受験塾のほうが伸びやすい

学校に合わせないことでカリキュラムの合理性が向上し、弱点の発見や補完が効率よく進められます。

内申点の影響が少ない学校を受験する場合や、既に十分な内申点をキープできているなら受験塾がお勧めです。

まとめとあとがき保護者さまへ伝えたいこと

複雑で多様な塾業界ですが、塾選びの一助になれば幸いです。

併せまして、塾選びをされる保護者さまに是非とも知っていただきたいことを挙げておきます。

  • 塾は利用するものであり、依存するものではありません。寝る子を起こせるのは親だけです。
  • 掛け持ちしてはいけません。掛け持ちは学力アップを停滞させる代表的要因のひとつです。
  • テクニックはあっても魔法はありません。学力アップには学習量の裏付けが不可欠です。
  • 塾は格差を善しとする顧客の存在によって成り立つサービス業です。ゆえに絶対に値切ってはいけません。値切って損をするのは指導を受けるお子様です。